おはようございます。大塚国際美術館のお話の続きです。前回は古代ローマ帝国時代の作品を紹介しました。今日は中世 ビザンチン帝国(東ローマ帝国)の時代の作品をご紹介します。ルネサンスは次にご紹介となります。
大塚国際美術館では、この時代の作品は環境展示として展示しています。環境展示とは「古代遺跡や教会などの壁画を環境空間ごとそのまま再現した今までにない臨場感を味わえる立体展示」とパンフレットに説明がありました。
この時代の特徴ですが、巡礼が流行し教会がたくさん作られました。建築としては壁で屋根を支える構造です。そして絵画ですがフレスコ画が復活して、10世紀末からロマネスク様式となります。絵の特徴は幼稚くさい!です。12世紀後半から15世紀はゴシック様式と呼ばれます。キリストの違いは12世紀前と後では大きく違いますので、ここを押さえておくと、この時代の作品を見るにあたって参考になるかと思います。
12世紀前のキリストの絵: イエス=神 元気そう、死にそうじゃない
12世紀後のキリストの絵: イエス=人間 人間らしく描く
前置きはこれぐらいにして中世の環境展示の作品をご紹介です
大きな目、弓形の眉が西南フランス独特のものだそうです。
続きましては
青がきれいに残っています。U字型のアーチが特徴的です。
環境展示システィーナ・ホールについで有名な展示が次のスクロヴェーニ礼拝堂です。ここで結婚式を執り行なうこともできるようです。アロマ好きなokakaoにとって、ここが興味深いのはアロマ精油の一つ、フランキンセンス(乳香)が描かれている所です。アロマの勉強をしている時にも、東方三博士がイエス・キリストに捧げた贈り物のひとつと習いましたし、没薬(ミルラ)も教科書に出てきました。
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